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大阪市仏教青年会
結成五十周年記念事業
 ◆ テーマ : 人を想い、自然を想い、瞬間(いま)を慈しむ
〜 ありがとう(感謝) と おかげさま(謙虚) 〜

 ◆ 記念講演会  平成18年10月26日(木) 開催
   講 師 / 金 美齢 (評論家)
   講 題 / 日本が子どもたちに教えなかったこと
          子を持つ親に向けた 「感性・心の教育」 のススメ。 自らの子育て体験を交えながら教育について語る。
 ◆ 記念花まつり子ども大会  平成19年4月3日(火) 開催
   お釈迦様誕生ビデオ(紙芝居風)
   散 華
   将来の夢
   ビデオ・レター  パティシエール ・ 看護師 ・ パイロット
 ◆ 記念誌発行  平成19年5月 発行
   市仏青50年の歩み(pdf.)
   寄 稿     麻生弘道 大阪市仏教会会長鷲原知良 大正区仏教青年会会長町田宗鳳 広島大学教授上田假奈代 詩人
   歴代役員
   各区仏青紹介 (pdf.)     中央区天王寺区大正区福島区...etc.
   これからの課題 (pdf.)
   あとがき (pdf.)
 ◆ 記念式典・祝賀会  平成19年5月28日(月) 開催
 ◆ HPの充実

基本フレーム: 社 会 … 感謝の表明 (公開講演会・社会貢献活動)
                     運動の提唱 
(和の精神「ありがたい」「もったいない」「おかげさま」)
            仏教会 … 結束の確認 (記念誌の発行記念祝賀会)
                      改革の推進 
(行事の拡充・各区仏青との連携力の強化・情報発信力の強化など)
◆コンセプト:  お釈迦様の縁起の法により、人と人との関係、人と社会(地域)との関係、
           人と国との関係、人と地球との関係、人とモノとの関係など、
           凡てが相互に関係し合って成り立っているとの認識の上、

     ありがとう(感謝)、おかげさま(謙虚さ)、他を思いやる心(慈悲)、の心を育む

◆コンセプトの展開:  
現在、我が国では、多発する詐欺や凶悪事件、企業や官僚の不正行為、人口減・超高齢化による財政・社会保障制度問題、所得格差の拡大、世界最高水準の自殺率など、問題は山積するばかりで一向に解決の糸口が見つかっておりません。混迷を極める社会の中、漠然とした不安が広がっております。

 そして近年、少年犯罪や親と子の悲惨な事件が続発しており、昨年は子どもを標的とした痛ましい事件が、本年は子が親を殺すという、とても考えられないような残酷な事件が相次いでおります。

 これら諸問題は、世代間の絆が断絶し、文化・精神・道徳規範が蔑ろにされ、損得勘定以外に生きるための基本軸を持たず、自己本位・無責任が社会を覆っていることが原因で、一朝一夕には解決し得えません。少年法の改正や「ゆとり教育」など様々な方策が講じられてきましたが、それらしき効果も見られず、むしろ悪化している観があります。その底流には、家庭教育や社会教育(地域教育)に関わる根の深い問題があるのです。

 ここはまず、私たち大人一人ひとりが、想像力と感受性を持って、今あることへの喜びと「おかげ」による感謝をしっかりと感じることから始めるべきだと思います。

 その上で、私たち大人(親)は常日頃から、肌で感得できる生き生きとした言葉で子どもたちの想像力に訴え、自分が今生きていることの喜びと感謝の気持ちを実感させ、そして、人の命を奪う行為に対する怖れと嫌悪感を着実に育てていくべきであります。

 時間が掛かることではありますが、日頃からこうした地道な努力を重ねていくしかないのだと思います。

 私は、信仰がなければ道徳的な行いは出来ない、幸せを得ることが出来ないとは思っておりません。宗教に関わりなく、人間として大切な思いやりや優しさ、寛大さ、謙虚さ、忍耐などの精神性は育つものだと思っておりますが、宗教があった方がより利他心や自制心といった資質を伸ばしやすいのだと考えます。

 仏法は障子の引き手 峰の松 火打袋に鶯の声   一 休 宗 純

 仏教では「縁起の法」により、凡ては相互に関係し合って成り立っていると考えます。凡ては他人事ではなく、私たち一人ひとりが取り組むべき問題なのです。

 当会では、花まつり子ども大会や地蔵盆巡回子ども会、また、各区仏青でも花まつり子ども会や成道会子ども会、林間子ども会など、子ども会を中心とした活動で、微力ながら地域教育に貢献してまいりました。

 この度、50年という節目にあたり、内外から注目や関心を集める好機と捉え、行事の拡充と仏教ネットワーク力の強化、時代に即応する仏教運動の展開、情報発信力の強化等を目的に記念事業を計画する次第であります。

                                                             (平成18年8月 実行委員長)




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